家族葬にも喪主の挨拶は必要?タイミングやシーン別の例文も紹介!
- 5月30日
- 読了時間: 8分

家族葬は、近親者や親しい人のみで執り行う小規模な葬儀形式であり、近年選ばれるケースが増えています。参列者が限られるため、一般葬と比べて儀式の進め方やマナーについて迷う場面も少なくありません。
特に喪主の挨拶については、「家族葬でも必要なのか」「どのタイミングで行うべきか」と悩む方も多いポイントです。小規模な家族葬では、一般葬と比べて形式にとらわれすぎる必要はありませんが、滞りなく進めるためには基本的な考え方や流れをおさえておくことが大切です。
そこで今回は、家族葬における喪主挨拶の必要性や主なタイミングから、通夜・告別式などのシーン別の例文、さらに家族葬での喪主挨拶でおさえておきたい基本的なマナーまで分かりやすく解説します。
目次
1. 家族葬において喪主の挨拶は必要?
1-1. 家族葬で喪主が挨拶をする主なタイミング
2. 【シーン別】家族葬における喪主挨拶の例文
2-1. 通夜
2-2. 告別式
2-3. 初七日法要
2-4. 精進落とし
3. 家族葬での喪主挨拶でおさえておくべき基本マナー
3-1. 重ね言葉や忌み言葉を使わない
3-2. 大きな声でゆっくり・はっきりと挨拶する
3-3. 原稿(カンペ・メモ)を見て読み上げても問題はない
まとめ
1. 家族葬において喪主の挨拶は必要?

家族葬は、家族や親族、親しい友人など近しい人たちで故人を見送る比較的小規模な葬儀形式です。参列者が限られることから、通夜や精進落としを省略するケースもあり、「喪主の挨拶は必要なのか」と迷う方も少なくありません。
しかし、喪主の挨拶は参列者や弔問客への感謝を伝える大切な役割をもつため、規模の小さい家族葬であっても行うのが望ましいとされています。
また、家族葬でも一般葬と同様に、喪主が挨拶を務めるのが基本です。ただし、喪主の体調や年齢などの事情によっては、長男・長女などの近親者が代わりに挨拶を担当するケースもあります。
いずれにしても、当日に慌てることがないよう、あらかじめ「誰が挨拶を行うのか」を決めておくことが重要です。
1-1. 家族葬で喪主が挨拶をする主なタイミング
家族葬において喪主が挨拶を行う主なタイミングとしては、「通夜」「告別式」「初七日法要」「精進落とし」などが挙げられます。ただし、実際の進行や挨拶の回数・タイミングは、葬儀の形式や宗派、地域の慣習によって異なります。
例えば、通夜の挨拶は開式時と閉式時の両方で行う場合もあるが、閉式時のみがほとんどです。告別式においても、出棺前に挨拶を行う場合や開式時に挨拶を行う場合など、進行によっても異なります。
また、近年では精進落としを省略し、初七日法要後に解散する形式も増えています。この場合は、初七日法要時に挨拶を行います。このように、挨拶のタイミングに明確な決まりはないため、事前に葬儀社へ確認しながら全体の流れを把握しておくことが大切です。
2. 【シーン別】家族葬における喪主挨拶の例文

家族葬における喪主の挨拶では、基本的に「参列へのお礼」「故人への思い」「今後の案内」などを伝えます。しかし、喪主挨拶を行うタイミングによっても伝える内容は多少異なることも覚えておきましょう。
ここからは、家族葬における主なシーンごとの喪主挨拶の例文を分かりやすく紹介します。
【通夜における喪主挨拶の例文】
本日はご多用の中、故〇〇の通夜にご参列いただき、誠にありがとうございます。生前賜りましたご厚情に、心より御礼申し上げます。 なお、明日の葬儀・告別式は〇時より執り行います。本日は誠にありがとうございました。 |
参列者が限られる家族葬では、過度に形式張らず、簡潔で落ち着いた挨拶を心がけることがポイントです。
なお、通夜後に食事(通夜振る舞い)を用意している場合は、その案内を挨拶に加えても良いでしょう。しかし、家族葬では参列者全員分の食事を用意していないケースも多いため、案内を省いても特に問題はありません。
2-2. 告別式
告別式での挨拶は、参列への感謝に加え、故人への思いや生前の厚意へのお礼を伝えるのが一般的です。出棺前に行われるケースが多くなっています。
【告別式における喪主挨拶の例文】
本日はご多用のところ、故〇〇の告別式にご参列いただき、誠にありがとうございました。 生前は皆様より温かいご厚情を賜り、故人も大変感謝していたことと存じます。 今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。 簡単ではございますが、御礼の挨拶とさせていただきます。 |
家族葬の場合でも、基本的な構成は一般葬と同様です。長くなりすぎないよう、要点をおさえてまとめることがポイントです。
2-3. 初七日法要
精進落としを行わず、初七日法要後に解散する場合は、このタイミングで締めの挨拶を行います。
初七日法要での喪主挨拶は、法要前と法要後で2回行う場合もあれば、1回のみの場合もあります。いずれも、葬儀が無事に終わったことへの報告と感謝を伝えるのが基本です。
【初七日法要における喪主挨拶の例文】
本日はお忙しい中、故〇〇のためにお集まりいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、葬儀ならびに初七日法要を滞りなく終えることができました。 皆様の温かいお心遣いに、心より感謝申し上げます。 本日はこれにて解散とさせていただきます。誠にありがとうございました。 |
初七日法要の喪主挨拶では、簡潔にまとめつつ、感謝の気持ちが伝わるよう意識することがポイントです。
2-4. 精進落とし
精進落としの席において、喪主挨拶は基本的に「開始時」「献杯(乾杯)時」「終了時」の3回挨拶を行うのが一般的です。ただし、献杯時の挨拶は喪主ではなく、故人と親しい関係にあった人に依頼するケースも多々あります。
喪主が行う開始時の挨拶では感謝と会食の案内を、そして終了時の挨拶では締めの言葉を中心に構成するのが基本です。
【精進落としにおける喪主挨拶の例文(開始時)】
本日はご多用の中お集まりいただき、誠にありがとうございます。 おかげさまで無事に葬儀を終えることができました。 ささやかではございますが、お食事をご用意いたしましたので、故人の思い出話などをお聞かせいただければ幸いです。本日はよろしくお願いいたします。 |
【精進落としにおける喪主挨拶の例文(終了時)】
本日は長時間にわたりお付き合いいただき、誠にありがとうございました。 皆様から故人の思い出を伺うことができ、大変ありがたく思っております。 名残惜しいところではございますが、これにてお開きとさせていただきます。 本日は誠にありがとうございました。 |
精進落としの挨拶は、場の雰囲気を和らげる役割もあるため、感謝の気持ちを伝えつつ、簡潔にまとめることがポイントです。
3. 家族葬での喪主挨拶でおさえておくべき基本マナー

家族葬は故人と関係の近かった親しい人が中心となる葬儀ですが、喪主挨拶では最低限のマナーをおさえておくことが大切です。参列者に感謝の気持ちがしっかり伝わるよう、言葉選びや話し方には配慮しましょう。
最後に、家族葬での喪主挨拶における基本的なマナーについて詳しく紹介します。
3-1. 重ね言葉や忌み言葉を使わない
葬儀の挨拶では、「重ね言葉」や「忌み言葉」を避けるのが基本です。
【重ね言葉の例】
|
重ね言葉は、不幸が重なることや繰り返し・継続を連想させるため、使用を避けるのが望ましいです。たびたびは「よく」「いつも」、ますますは「さらに」などに置き換えると良いでしょう。
【忌み言葉の例】
|
忌み言葉も、不吉な印象を与えるため使用を避け、別の言葉に置き換えると良いでしょう。
また、生死にまつわる直接的な表現(例:「死ぬ」「生きていたころ」など)も避け、「逝去」「生前」「元気だったころ」などに言い換えるのが基本です。
3-2. 大きな声でゆっくり・はっきりと挨拶する
喪主挨拶では、内容だけでなく話し方も重要です。緊張や悲しみから早口になってしまうこともありますが、
家族葬は小規模で行われることが多く、会場によってはマイクを使わない場合もあります。高齢の参列者がいるケースもあるため、一文ずつ落ち着いて伝えることが大切です。
なお、挨拶は長くなりすぎず、2〜3分程度を目安に簡潔にまとめると良いでしょう。
3-3. 原稿(カンペ・メモ)を見て読み上げても問題はない
喪主挨拶では、原稿やメモを見ながら読み上げてもマナー違反にはあたりません。大切なのは暗記して話すことではなく、参列者への感謝や故人への思いを落ち着いて伝えることです。
葬儀当日は気持ちが落ち着かず、普段通りに話すのが難しい場合もあります。事前に話す内容を紙に書いて準備しておけば、言葉に詰まったり、伝えるべき内容を忘れたりする不安を減らせます。必要に応じて原稿を用意し、無理なく挨拶できるようにしておきましょう。
まとめ
家族葬における喪主の挨拶は、規模が小さい場合でも参列者への感謝を伝える大切な役割をもちます。場面ごとに適した内容をおさえておくほか、言葉遣いや話し方といった基本的なマナーを意識することも、円滑な進行につながる重要なポイントです。
「鈴鹿市民 安置・家族葬ホール りん」では、安置から葬儀までの一貫したサポートを専門スタッフが24時間365日体制で提供しています。家族葬の進め方や挨拶に不安のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


