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家族葬でも通夜を行うことはある?主な流れと基本的なマナーも

4 日前
読了時間: 8分

家族葬は、家族や親族など故人と親しい人を中心に執り行う葬儀形式です。一般葬と比べて参列者の範囲が限られることが多いものの、基本的な葬儀の流れは一般葬と大きく変わらず、通夜・告別式・火葬を2日間にわたって執り行うケースが一般的となります。


一方、故人や遺族の希望などによっては、通夜を省略する一日葬や、通夜・告別式を行わない直葬(火葬式)が選ばれることもあります。ただし、葬儀の形式は遺族だけで決められるとは限らず、寺院や宗派の方針も踏まえて相談することが大切です。


そこで今回は、家族葬における通夜の基本知識から、喪主・遺族向けの主な流れ、押さえておきたい基本的なマナーまで詳しく紹介します。


▼お気軽にご相談ください



目次







1. 家族葬で通夜を行うかどうかは故人や遺族の意向によって異なる


「家族葬では通夜を行わない」とイメージする方もいるかもしれませんが、家族葬でも一般葬と同様に、通夜・告別式・火葬という流れで葬儀を執り行うケースは少なくありません。


そもそも家族葬とは、参列者を遺族や親族、故人とごく親しかった友人などに限定して執り行う、比較的小規模な葬儀形式を指します。一般葬との主な違いはあくまでも参列者の人数や範囲にあり、「家族葬=葬儀を簡略化したもの」というわけではありません。


なお、家族葬の形式は大きく下記の3つに分けられます。


  • 通夜・告別式・火葬を行う一般的な形式

  • 通夜を省略して告別式・火葬のみを行う「一日葬」

  • 通夜・告別式を行わず火葬のみを行う「直葬(火葬式)」


どのような形式で家族葬を進めるかは、遺族の希望や事情に応じて選択することが可能です。ただし、故人や遺族の意向だけでなく、菩提寺をはじめとする寺院の考えも尊重しなければなりません。


葬儀に対する考え方は宗派や寺院によって異なり、たとえ遺族が通夜や告別式を省略する形式を希望しても、寺院から了承を得られないケースもあります。したがって、葬儀社だけでなく、寺院にも事前に相談したうえで葬儀の形式を決めることが大切です。


また、家族葬で通夜を行う場合も、夜通し故人に付き添うのではなく、1~2時間程度の「通夜式」として執り行うケースが一般的です。


このように、家族葬は通夜を省略する葬儀形式ではありません。故人の遺志や遺族の希望はもちろん、寺院の考えや参列者の事情なども踏まえながら、それぞれの状況に合った形式を選択することが大切です。



2. 【喪主・遺族向け】家族葬における通夜の主な流れ

家族葬で通夜を行う場合も、基本的な流れは一般葬の通夜と大きく変わりません。参列者が少ない場合には受付を設けないなど、規模に応じて一部の対応を簡略化することもありますが、読経や焼香などの宗教儀礼については寺院と相談しながら進めます。


また、当日の司会や進行は基本的に葬儀社がサポートしてくれるため、喪主や遺族だけですべてを取り仕切る必要はありません。細かな進め方についても事前に相談しながら決められます。


ここからは、家族葬で通夜を行う場合の一般的な流れを順番に紹介します。



2-1. (1)打ち合わせ


喪主や遺族は通夜の開始前に会場へ入り、葬儀社の担当者と当日の流れについて最終確認を行います。


打ち合わせでは、式の進行や席順、焼香の順番などを確認するほか、返礼品や会葬礼状、供花の並びなどに間違いがないかもチェックします。また、受付を設けるか、通夜振る舞いを行うかといった点もあらためて確認しておくと安心です。


不明点や希望がある場合は、この段階で葬儀社の担当者に相談しておきましょう。



2-2. (2)受付


参列者が到着したら受付を行い、芳名帳への記帳を案内するとともに、香典を受け取ります。受付を担当する人は、参列者への挨拶や香典の管理、返礼品の受け渡しなども行います。


ただし、参列者の少ない家族葬の場合は、誰が参列するのか事前に把握できているケースも少なくありません。そのため、受付そのものを設けず、控室などで直接香典を受け取ることもあります。参列人数や葬儀の規模に応じて適切な対応を決めましょう。



2-3. (3)開式・挨拶


開始時刻が近づいたら、喪主や遺族、参列者は案内に従って着席します。一般的には、故人と関係の深い人から祭壇に近い前方の席に座ります。


定刻になると司会者が開式を告げ、僧侶を迎えて通夜式が始まります。進行は葬儀社のスタッフが担当するケースが多いため、喪主や遺族は案内に従って対応すれば問題ありません。


家族葬では形式張った挨拶を省くなど、規模や希望に合わせて進行を簡略化することもあります。



2-4. (4)読経・焼香・法話


僧侶が入場したら読経が始まり、途中で参列者による焼香が行われます。焼香の順番は宗派や葬儀によって異なりますが、一般的には喪主、遺族、親族、そのほかの参列者の順で進みます。


焼香のタイミングや作法については司会者などから案内されるため、それに従いましょう。読経や焼香が終わった後には、僧侶から仏教の教えや故人を偲ぶための法話が行われることもあります。法話を終えて僧侶が退場すると、通夜式は終盤となります。



2-5. (5)閉式・挨拶


僧侶の退場後、喪主から参列者へ挨拶を行い、通夜式を締めくくります。挨拶では、参列してもらったことへの感謝を簡潔に伝えるのが基本です。


翌日に葬儀・告別式を予定している場合は、開始時刻や会場についてもあわせて案内します。また、通夜振る舞いを行う場合は、食事を用意している旨や会場について伝えましょう。


家族葬では親しい人のみが集まることも多いため、必要以上に形式張った長い挨拶をする必要はありません。



2-6. (6)通夜振る舞い


通夜式の終了後は、参列者への感謝を込めて食事や飲み物を振る舞う「通夜振る舞い」を行うことがあります。寿司やオードブル、サンドイッチなど、参列者が取り分けやすい料理を用意するのが一般的です。


通夜振る舞いは、故人との思い出を語りながら偲ぶ時間でもあります。一方、家族葬では参列者が少ないことなどから、簡単な食事にしたり、通夜振る舞いそのものを省略したりするケースもあります。


実施するかどうかも含め、遺族の希望や参列人数に合わせて決めると良いでしょう。



3. 【項目別】家族葬での通夜における基本マナー

家族葬は参列者が限られているものの、通夜における基本的なマナーは一般葬と大きく変わりません。喪主・遺族はもちろん、参列する側も服装や挨拶などのマナーをあらかじめ確認しておくことが大切です。


最後に、家族葬の通夜で押さえておきたい基本的なマナーを項目別に紹介します。



3-1. 服装に関するマナー


家族葬の通夜では、喪主・遺族、参列者ともに「準喪服」を着用するのが一般的です。


男性であればブラックスーツに白無地のシャツ、黒のネクタイや靴などを合わせます。女性は黒のワンピースやアンサンブル、スーツなどを着用し、靴やバッグなどの小物も黒で統一するのが基本です。


ただし、遺族から「平服でお越しください」と案内されている場合は、略喪服でも問題ありません。男性ならダークカラーのスーツ、女性なら黒や紺、グレーなど落ち着いた色合いのワンピースやスーツが適しています。


なお、「平服」は普段着という意味ではないため、カジュアルすぎる服装は避けましょう。



3-2. 挨拶に関するマナー


喪主が参列者へ挨拶をする場合や、参列者が遺族へお悔やみの言葉を伝える場合は、「忌み言葉」を使わないよう注意が必要です。


忌み言葉とは、葬儀の場で不幸を連想させるため、使用を避けるべきとされている言葉です。例えば、「重ね重ね」「たびたび」「ますます」といった不幸の繰り返しを連想させる重ね言葉や、「再び」「続く」などの表現が該当します。


また、「死ぬ」「生きる」といった生死に関する直接的な表現も避け、「亡くなる」「ご生前」などに言い換えるのが一般的です。家族葬であっても、相手への配慮を忘れず、簡潔で落ち着いた挨拶を心がけましょう。



3-3. 香典・供花に関するマナー


家族葬で香典を持参したり供花を手配したりするかどうかは、遺族の意向に従うことが基本です。訃報や案内状などに「香典辞退」「供花辞退」と記載されている場合は、遺族の意向を尊重して持参・手配を控えましょう。


一方、辞退する旨の案内がなければ、一般的な葬儀と同様に香典を持参したり、供花を手配したりしても問題ありません。ただし、供花は葬儀会場や宗教・宗派などによって受け入れ方が異なることもあるため、事前に遺族や葬儀社へ確認すると安心です。


香典を持参する場合は香典袋を袱紗に包み、受付で袱紗から取り出して、簡潔なお悔やみの言葉とともに渡すのが基本的なマナーです。



まとめ


家族葬は参列者の範囲を限定した葬儀形式であり、一般葬と同様に通夜・告別式・火葬を執り行うのが一般的です。


また、通夜を行う場合の流れやマナーは一般葬と大きく変わりませんが、菩提寺がある場合は故人や遺族の希望だけでなく、寺院の考えも踏まえて葬儀の形式を検討する必要があります。


「安置・家族葬ホール りん」では、希望に合わせて選べる複数の葬儀プラン・会場をご用意しています。24時間365日、専門知識を有する自社スタッフが対応していますので、家族葬の形式や通夜の進め方でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。



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