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会葬礼状を自作する際の書き方と基本マナー|葬儀スタイル別の文例も

  • 2月19日
  • 読了時間: 7分


葬儀に参列してくれた方へ感謝の気持ちを伝える方法としては、香典返しや返礼品が代表的ですが、「会葬礼状」もその1つです。会葬礼状は、遺族の想いを言葉にして丁寧に伝える役割を担うものであり、通夜や葬儀の当日にすべての参列者に渡すのが基本となっています。


また、会葬礼状には一般的な手紙とは異なる独自の書き方やマナーがあり、内容や表現を誤ると失礼にあたるおそれがあります。特に自作する場合は、基本的なルールを正しく理解しておくことが重要です。


そこで今回は、会葬礼状の基礎知識から、自作する際の書き方・基本マナー、さらに葬儀形式別の文例まで詳しく紹介します。




目次


1. 会葬礼状とは?

1-1. 会葬礼状が必要なケース

1-2. 会葬礼状を渡すタイミング


2. 会葬礼状の自作する際の書き方・ポイント


3. 会葬礼状を自作する際に気を付けておくべき基本マナー

3-1. 時候のあいさつを書かない

3-2. 文中に句読点を使用しない

3-3. 忌み言葉・重ね言葉を使用しない


4. 【葬儀形式別】会葬礼状の文例

4-1. (1)一般葬における会葬礼状

4-2. (2)家族葬における会葬礼状


まとめ




1. 会葬礼状とは?



会葬礼状とは、通夜や告別式に参列してくれた方、また香典や弔電、お悔やみ状を寄せてくれた方に対し、遺族から感謝の気持ちを伝えるための、いわば「お礼の手紙」です。葬儀の場で直接お礼を伝えることが難しい場合でも、文章として丁寧に想いを届けられる点が特徴と言えます。


かつて会葬礼状の作成は葬儀社や専門業者に依頼するのが一般的でしたが、近年では葬儀の簡素化や家族葬の増加を背景に、文面を自分で考えて自作する方も増えています。自作であれば、定型文にとらわれ過ぎず、故人や遺族の想いを反映しやすいというメリットがあります。


しかし、会葬礼状には弔事特有の書き方やマナーがあるため、基本を押さえたうえで作成することが大切です。




1-1. 会葬礼状が必要なケース


会葬礼状は、通夜・葬儀・告別式への参列、香典や弔電、お悔やみ状などを送ってくれた方へのお礼として用意するものです。


そのため、基本的には一般葬・家族葬など葬儀の形式を問わず、用意するのが望ましいとされています。たとえ小規模な家族葬であっても、故人と親しい友人や知人が参列する場合は、会葬礼状を添えるのが一般的です。


ただし、参列者が完全に遺族のみで、香典や供物などもすべて辞退している場合には、必ずしも会葬礼状を作成する必要はありません。




1-2. 会葬礼状を渡すタイミング



会葬礼状を渡すタイミングは、通夜または葬儀当日が一般的です。当日は、受付で香典返しなどの返礼品と一緒に渡したり、参列者が帰る際に手渡したりするケースが多く見られます。


また、後日弔電を送ってくれた方や弔問に訪れてくれた方に対しても、できるだけ早いタイミングで会葬礼状を渡すと良いでしょう。すぐに渡せるようにするためにも、あらかじめ余裕をもって多めに用意しておくと安心です。




2. 会葬礼状の自作する際の書き方・ポイント




会葬礼状には厳密な決まりはありませんが、弔事用の礼状として一般的な内容や構成の定型があります。自作する際は、次のポイントを押さえておくと安心です。


  • 「薄墨」を使用する

  • 書き出しは、参列や厚志に対する感謝の言葉から始める

  • 故人の生前の厚誼に対するお礼を述べる

  • 遺族を代表して感謝を伝える内容とする

  • 差出人は「喪主 ○○」など遺族名を明記する

会葬礼状では、参列や香典などに対するお礼を必ず述べることがまず重要です。頭語には「拝啓・謹啓」、結語には「敬具・謹白」を使用するのが一般的ですが、近年では省略されることも多くなっています。


また、葬儀に関する書面では薄墨を用いる習わしがあり、会葬礼状も例外ではありません。薄墨には「悲しみの涙で墨が薄くなる」「墨をする時間も惜しんで急ぎ礼状をしたためる」といった意味が込められています。


なお、日付も弔事の慣習にあわせて基本的に和暦を使用しましょう。




3. 会葬礼状を自作する際に気を付けておくべき基本マナー



会葬礼状は、遺族の感謝の気持ちを伝えるための大切な礼状である一方、弔事特有のマナーが存在します。


内容自体に問題がなくても、形式や表現を誤ると失礼に受け取られる可能性があるため、自作する際は基本的な書き方だけでなくマナーも押さえておくことが重要です。


ここからは、会葬礼状を自作する際に気を付けておくべき3つの代表的なマナーについて説明します。



3-1. 時候のあいさつを書かない


一般的な手紙では時候のあいさつから書き出すことが多いですが、会葬礼状では使用しません。時候のあいさつは季節感や慶事を連想させる表現が多く、弔事の場にはふさわしくないとされているためです。


会葬礼状では、「ご多用のところご会葬いただき」など、参列や厚意への感謝の言葉から書き始めるのが基本となります。



3-2. 文中に句読点を使用しない


会葬礼状では、原則として文中に「、」や「。」などの句読点を一切使用しません。これは、句読点が文章の区切りを意味し、「縁が切れる」「物事が終わる」といった不吉な連想を招くと考えられてきたためです。


読みやすさを意識する場合は、改行や空白を用いて文章を整えるようにしましょう。



3-3. 忌み言葉・重ね言葉を使用しない


会葬礼状では、不幸が重なることを連想させる忌み言葉や重ね言葉の使用を避ける必要があります。例えば「重ね重ね」「再び」「続く」といった表現は、弔事の場では不適切とされます。


無意識に使ってしまいがちな言葉もあるため、完成後は内容を見直し、ふさわしくない表現が含まれていないか確認することが大切です。




4. 【葬儀形式別】会葬礼状の文例



会葬礼状の書き方や文面に、厳密な決まりはありません。基本的なマナーを押さえていれば形式に過度にとらわれる必要はなく、一般葬と家族葬で必ずしも内容を変える必要もありません。


ただし、「多くの参列者が訪れる一般葬」と「参列者が親族や近親者に限られる家族葬」では想定する相手が異なるため、文章の表現やトーンに違いが生じやすい点には注意が必要です。


最後に、葬儀形式別に会葬礼状の文例を一般葬と家族葬の形式別に紹介します。




4-1. (1)一般葬における会葬礼状


一般葬における会葬礼状の例文は、下記の通りです。


故〇〇〇〇儀 葬儀に際しまして

このたびはご多用のところ ご会葬賜り

またご芳志を賜りまして 誠にありがとうございました

生前に賜りましたご厚誼に深く感謝申し上げますとともに

ここに謹んで御礼申し上げます


本来であれば拝眉のうえお礼申し上げるべきところ

略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます


令和●年●月●日(通夜)

    ●月●日(告別式)

〒〇〇〇ー〇〇〇〇 〇〇県〇〇市〇〇〇

喪主 〇〇 〇〇

外 親族一同

一般葬では、参列者や香典をいただく相手の幅が広いため、「ご会葬」「ご芳志」などを併記し、感謝の対象を明確にすると丁寧な印象になります。表現は簡潔かつ格式を意識するのがポイントです。



4-2. (2)家族葬における会葬礼状


家族葬における会葬礼状の例文は、下記の通りです。

〇〇は 令和〇年〇月〇日

家族に見守られながら 静かに生涯の幕を閉じました


生前は穏やかな性格で 家族や友人を大切にし

いつも変わらぬ優しさで周囲に接していた人でした


突然の別れは悲しみに堪えませんが

これからは故人との思い出を胸に

家族一同 力を合わせて歩んでまいります


このたびはご多用のところ

ご会葬ならびにご芳志を賜りまして

誠にありがとうございました

略儀ながら書中をもって御礼申し上げます


令和●年●月●日(通夜)

    ●月●日(告別式)

〒〇〇〇ー〇〇〇〇 〇〇県〇〇市〇〇〇

喪主 〇〇 〇〇

外 親族一同


家族葬の会葬礼状では、定型表現にとらわれ過ぎず、故人との思い出や人柄に触れながら、参列へのお礼を伝える形が多く見られます。個人的なエピソードを盛り込むことで、参列者と故人への想いを共有しやすくなり、より気持ちの伝わる礼状になります。


ただし、弔事としての節度は保ちつつ、感謝の言葉で締めくくることが大切です。




まとめ


会葬礼状は、通夜や葬儀に参列してくれた方や、香典・弔電などを寄せてくれた方へ感謝の気持ちを伝える大切な礼状です。自作する場合でも、基本的な書き方やマナーを押さえれば、一般葬・家族葬を問わず失礼のない文面にまとめることができます。


葬儀や会葬礼状について不安や疑問がある場合は、ぜひ「鈴鹿市民安置・家族葬ホール りん」へご相談ください。24時間365日、専門知識をもつスタッフが一貫してサポートいたします。




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